<後書きと言う名の長ったらしい解説>
はい、後書きです。
長らくお待たせした皆様、やっと完結しました!
この話の元々のコンセプトは「貴族令嬢ONLYなセシリアさん」だったんです。
さて、そうするためにはどうするか…と考えた結果です。
結果はやっぱり淑やかながらもいつものセシリアさんになりましたが(笑)
13章のイベントは彼女に少なからず影響を与えているはずですからね…。
あれに関連した話が作りやすいのがセシリアさん。
そしてこのイベントを元にパーセシは(待たんかい)
最初は3話ぐらいで終わるかなと思ったら無理でしたね。膨らんで膨らんで…。
では解説に入りましょう。
まずソフィーヤの「竜の涙」ですが…生命力を回復させるものですね。
竜の里だからそんなものあってもいいだろうと思って作りました。
生命力=エーギルと考えて下さい。エッケザックスって神将器だからエーギルを断てると…。
副作用で記憶を一定期間封じるという風にしていますが、エーギルはその人が生きていた経験や記憶などの結晶みたいにも解釈しているので、失われたエーギル=経験や記憶を取り戻すにも時間がかかるということにしています。
この話のコンセプトは「パーセシ←エル」でもあるんですけど、ここの王子は甘やかされたので我侭です。
でもセシリアさんには敵わなくて、それから興味を持って惹かれたと…。
今まで周りにはいなかったタイプでしょうね、彼女は。名門貴族令嬢なのに軍人になったという人は。普通そんな事しませんから…。
王子は二人の想いに気付いていました。それでも彼女が欲しかった。
だからチャンスと思って近付くけど、見事に渾身の平手で振られる。
二人の絆を切ることは無理だと今更ながら悟って、応援に立ち回るわけです。
この話の一番の功労者は間違いなくクレインです(断言)
三人の間で上手く立ち回れるキャラって彼ぐらいしかいないので。
セシリアさんがクレインの初恋であるのと、パント卿の弟子という設定はオリジナルFE方面でも共通の設定です。
パント卿がアトス様の弟子で元軍将…これはネタの啓示と思って。
それにこうすればアトス→パント→セシリア→リリーナへと繋がりますから!(爆)
初恋の君という設定は「なんでこの二人支援ないんだろう」と思ったのがきっかけ。
模造支援作ってみたら見事にクレイン→セシリアの構図が出来ていたという…(笑)
でもこれはこれでリグレ家兄妹との関係が深まったのでよしとしています。
(5)で神父とドロシー出しましたが、「セシリアさんがこんな状態であの神父が出ないのはおかしい!」と思ったからです。
そして結局いつものようになる…。
お酒一口で倒れるセシリアさん、でしたが…これが入れたかった話なんです。(すいませんすいません)
弱そうに見えなかったもので、せっかくだからやってしまえ〜と。
それでもって、一番のツッコミどころ(?)なギガスカリバー。
…エイルカリバーじゃ味気ないじゃないですか!(爆)
派手にいきたかったんですよ。復活なんですから。
パント卿から受け継いだ物と解釈してくれれば良いです。
ちなみに気付いている人はすごいのですが…
この話は光・闇・理の3様を示す話…もコンセプトにしてました。
3人の属性が属性なんで。
光=理想。
闇=現実。
理=調和。
と言う風に一応していたのですが…解かった方すごいです。
閣下の設定はほぼすべての創作に共通しています。不器用な優しさを持つ人。不器用にしか生きられない人。
自分の罪に苛まれる人。
しかし何も本質は変わらない彼女で救われているという…。
本当に閣下、良い人に愛されたなぁ…。
互いを支え合い、共に道を歩む…これこそパーセシ!
かなり途中難産になりましたけど、書いてやっぱり思ったことは
私はパーセシを愛している!!
の一言につきます。
本当に長い間お待ち頂いた皆様、ありがとうございます。
そしてこんな長い後書き解説まで読んで下さいましてありがとうございました!
2004・2/25 月奈 五月
2004・3/1 追記
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